近年、都市計画事業において住民参加の色が濃くなってきたため、計画設計段階で将来の市街地像を提示できる計画支援ツールの開発を目的としている。
研究の方法
瀧澤らのモデルをもとに、
•計画設計条件による影響
•宅地の幾何的特性
を加えることで、シミュレーションを行う。
シミュレーション結果と現実の空間パターンの類似性を検証する。
ミクロな宅地用途シミュレーションの用いるCAの基本概念
(1)宅地用途
住居、商業、工業、未利用地、公共的用途
の5つとする。
(2)隣接関係の定義
街区・・・当該宅地が存在。
近傍街区・・・当該宅地が存在する街区と道路中心線を共有する街区。
(3)初期用途と初期状態量
初期用途・・・全て未利用地
初期状態量・・・宅地は住居、商業、工業の状態量を有しているとし0~1の一様乱数を用いる。
(4)遷移ルール
宅地内部の状態量の総和:A
Xmax<A 住居、商業、工業いずれかの用途
Xmin>A 未利用地
Xmin≦A≦Xmax 宅地用途は変化しない
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